踏みとどまらせてくれた
上司の言葉
入社当初、子供がまだ小さく、休みがちの時期がありました。会社や同僚に対してなんだか申し訳ない気持ちになって、辞めようかなと思った事がありました。ある朝、毎日の日課である事務所の机拭きをしていると、当時の社長から「鈴木さんは毎日きちんと私の机を拭いてくれる。そういう人材は将来三八五にとってきっと宝になるはずだから、今はつらいかもしれないけど何とか頑張ってみてはどうか」と言っていただき、涙が出ました。私がやっていたことはほんの些細な事でしたが、それを社長が見ていてくれたこと、そして何よりもまだこの会社にいて良いと肯定してくれた事が心から嬉しいと感じました。おかげさまで、もうすぐ勤続30年、家も建て、3人の娘たちも育て上げました。まさか自分が管理職になるなんて、当時の私は思ってもいなかったでしょうね。たった一言で人の人生ってこんなにも変わるものなんだと身をもって知った出来事でした。