三八五流通に入社する前、私は22才ながらに中国天津市にある日系企業で社長の右腕として様々な業務を経験しました。中国語のスキルを生かして現地の作業員との意思疎通、生産管理、対外的窓口、時には人員整理と言う辛く厳しいミッションもやり遂げてきました。日本に帰国後、大阪の旅行代理店に3年ほど勤務しました。天津の日系企業で貿易や製造の仕事をしたり、大阪で旅行業をしたりしていました。20代後半で知人の縁もあって、三八五流通に就職し、現在中国事業全般と営業開拓という2つの重要な役割を担っています。それぞれの事業は性質も違い、業務も分野も多岐にわたっています。今こうして複数の業務を同時にやりくりできているのは、様々なことを経験し、培ってきた私の「なんだってやれる精神」が根底にあるからだと思っています。外国企業との重要な商談や外交を任せていただけることも多く、都度プレッシャーは感じつつも楽しんでいます。

若い人が思い描く「営業」って度胸ありきの飛び込み営業だったり、商品の見本を持って頭を下げてまわるような、営業だと思うんです。実際のところ、私も営業に対するイメージは泥臭いものでしたし、断られてもめげずにしつこくアプローチするのが営業マンの宿命だと思っていました。ところが、営業に配属され、顧客の門を叩いてみると、たいていのお客様は物流に関してなんらかの悩みを抱えており、「ちょうど良いタイミングに来てくれた」とフレンドリーに接してくれるんです。食品であろうがITであろうが新規のお客様に邪見に扱われることが極めて少ないことにかなり驚きました。

私が考える他社との差別化ポイントは営業マンの閃きと感性です。 お客様の課題を瞬時に理解し、最適な輸送形態を提案できるかが勝負所です。陸海空あらゆる輸送形態に精通し、社内外の人脈と情報で最善の解決案をデザインできればそれはお客様にとっての三八五流通と取引を続けるvalueになると私は考えていますし、会社を成長させる伸びしろにもなると思っています。

物流って常に誰かのHAPPYに絡んでいるということに気づきました。釣り竿だってギターだって物流無しでは手に取ることさえ出来ないですし、一つ一つのパーツ単位に至るまで物流が関わっているんです。言わば物流の集合体ですね。目には見えないですけど。日々誰かのHAPPYに寄り添える仕事って中々無いと思うし、色んな人たちと繋がれる仕事って最高だと思ってます。